チタンであるということ。
濡れた状態で放置してもチタンは錆びない
俗にステンレスは錆びに強いと言われていますが、焚き火台など繰り返し高温になるような状況での使用においては、金属の劣化を促進して通常使用のときよりも早く錆が出てしまいます。
しかし、チタンという素材はステンレスよりも錆びに強い金属なので、就寝時に忘れて外に出しっぱなしにしてしまい夜露や朝露でビショ濡れになっても、水でジャバジャバ洗って乾くまで放っておいても、錆びずに末永くご愛用いただけます。
チタンは海水でも錆びることがないので海辺のキャンプなどで使用しても全然へっちゃらです！
チタンは早く冷めるから後片付けが早い
チタンという素材は熱伝導率が小さいので温まり易く冷め易いのが特徴です。
なので、使用後の冷めるまでの時間が他の金属よりも短くてすむため、冷めるまで何してようかな～なんてこともなく、早く片付けを開始することができます。
僕は特に寒い時期には帰るギリギリまで焚き火台使っていることが多いので、すぐに冷めてくれるのは非常に助かります！
ちなみに、チタンの熱伝導率は鉄の約1/4、銅の約1/23といった感じです。なので、寒い冬にチタンに触っても他の金属に比べてあまり冷たく感じなかったり、熱い飲み物が入ったカップに口を付けても口元は熱くなりづらいなどの特徴があります。
過酷な登山で重量にシビアになる場合やレトルトなど湯煎での調理がメインであれば、チタンの軽量さがいきてくるでしょう。そして、お湯を沸かしたりする用途にも、チタンは金属が溶け出さないため液体の味が変わらないので、適している素材だと思います。
気をつけたい点は、比熱は鉄やステンレスとあまり変わらず、比重は鉄やステンレスよりも小さいので、熱した部分においては鉄やステンレスよりも早く温度が上がります。なので、チタン製のクッカーを購入するときは注意が必要です。熱伝導率が小さいせいで局部的にバーナーの熱が集中し拡散しづらいので、気をつけていても食材がすぐに焦げてしまうため料理にはあまり適している素材とは言えません。
なので、チタン製クッカーを使うときにはバーナーパットを使って熱を拡散するという方法もあります。僕はBnfire Stoveで焼きアミをつかって炭火焼の焼き肉や海鮮焼をしたり、ホットドックのパンやソーセージを焼いたりなどもするので、焼きアミとバーナーパットがセットになっているミニロースターが非常に使い易く、Bonfire Stoveと合わせてつかっています。
