いろいろ使える!ワセリンティンダー(火口)の作り方。

ワセリンティンダー(火口)の作り方のご紹介です。
動画はこちら>

 

用意するものはこちらです。
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1.ワセリン
2.コットンボール
3.ワセリンを溶かすための火にかけられる器
4.ワセリンを浸したコットンボールを受けるためのトレー
すみません、3と4が写真に写ってません。あとで出てくるのでそちらを見てください。

 

それでは始めてみましょう!
まず、ワセリンを溶かしていきます。
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今回はみなさんよくご存知のヴァセリンをつかってつくってみます。日本製の白ワセリンでも同じですので好きなものを選んでみてください。できれば不純物の少ないものを使用する方がいいかと思います。

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かなりベタつくので金属製の洗いやすいものをつかうか、使い捨てのヨーグルトやアイスのスプーンなどをつかってヴァセリンをすくうと後始末が楽になります。

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そして器の縁ではなく、出来るだけ底面につけるようにすると弱い火力でも溶けやすくなります。今回の器は350mlの缶ジュースの空き缶を高さ5cmに切ったものをつかっています。ご紹介ではラベルを削っていますがラベルは削らなくても大丈夫です。そして一度空き缶でつくっておくと何回でも使えるので大変便利です。

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ヴァセリンがセットできたら火を着けて器を温めます。
このときワセリンを浸したコットンボールを受けるトレーを横にセットしてから始めてください。今回のトレーはお肉が入っていたスチロールのトレーをつかいました。

 

ワセリンが完全に溶けて液状になったら、コットンボールを浸します。
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液状を保てればいいので火力が強くなってきたら火力調整フタで火力を弱めて調整してください。

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ワセリンに浸したコットンボールは出来るだけ余分なワセリンを絞ってから取り出します。

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今回のワセリンの量ではコットンティンダーが6つできました。
出来上がったばかりのときはまだ熱いので、冷ましてからパッキングして完了です。

 

ワセリンティンダーが冷めたのでパッキングしていきます。
と言っても袋に入れていくだけです。笑)
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これで完成です! とても簡単です!!

 

それではどれだけ燃焼するのか、実際に火を着けて試してみましょう!
コットンボールとワセリンティンダーがどのくらい違うのかも見るために両方燃やしてみます。
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ワセリンティンダーは最初に少しほぐしてから着火します。このとき今回つかった白十字のコットンボールはピンセットが付属しているので手を汚さずとても便利です。

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長く燃えるワセリンティンダーから着火して、時間も計測してみます。

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すでに炎の強さが全く違いますね。

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コットンボールは約39秒で炎が消えました。先に着火したにもかかわらずワセリンティンダーは力強く燃えています。

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1分経過しました。依然として力強い炎を上げています。

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2分経過しました。まだまだいけそうです。

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3分経過しました。ちょっと勢いがなくなってきました。

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約4分で炎が消えました。

 

これでワセリンティンダーの作り方は終了です。いかがでしたでしょうか?
サイズも小さいので携帯に楽ですし、4分も燃えてくれればまず火が起こせないということはないと思います。

僕は普段、麻紐やフェザースティックから火を起こしているので着火剤としてよりはリップ代わりに使用していることの方が多いのですが、気温が低いときに長くバイクに乗って手がひどく悴んでしまったときなどは、早く火を起こすためにつかったりしています。

そしてこのティンダーはワセリンからつくっているので

・乾燥した季節のアウトドアで肌や唇が乾燥で荒れてしまったときに保湿のためにしようしたり

・擦り傷、切り傷を作ってしまったときに水道水で傷口を綺麗に洗い流したあとにたっぷり塗り込んで傷口を保湿することで湿潤療法的にしようしたり

・登山やハイキングでは靴擦れが起こりそうな部分に塗って靴擦れ予防でしようしたり

・花粉症の症状がでてきたときに鼻の内側に塗っておくと花粉の侵入を軽減することができたり

と、火口としてだけではなくいろいろと万能なワセリンティンダーをいつものセットに合わせて携帯してみるのもいいのではないでしょうか。
男性にはあまり関係ありませんが女性にはまつげに塗るとまつげが伸びるという嬉しい噂もございます。笑)※ 科学的に証明されているわけではございません。あくまで噂です。

それではみなさんも是非チャレンジしてみてください!

動画はこちら>


 


2016-01-03 | Posted in TOOL & GEARNo Comments » 

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