Bonfire Stoveで焚火の起こし方 〜上級編〜
Bonfire Stoveをつかった焚火の起こし方、上級編のご紹介です。
動画はこちら>
用意するものはこちらです。
1.焚き付け用の薪
初級編、中級編でも使いましたスギの薪です。
焚き付け用の薪は針葉樹であれば、マツやヒノキなどでも構いません。
2.薪
こちらも初級編、中級編でも使ったナラの薪です。
火が起こせてから焼べる薪は、火持のいい広葉樹であればカシやサクラなどでも構いません。ナラはカシより火持しませんが、入手のし易さ、扱い易さではバランスがいいと思います。
3.ナイフとファイヤースターター
ナイフは叩いて使いますので、刃厚が最低でも3mm以上のバトニングが出来る丈夫なものを用意してください。
4.ノコギリ
長い薪でも焚火はできますが、長いものよりは短い薪の方が使い勝手がいいので、ノコギリを使います。今回は薪をつかいますが、枯れ枝など長すぎるものが落ちていて、それを使いたい場合などでもあると何かと重宝すると思います。コンパクトなものがあれば尚良しです。
今回は、『木』だけをつかって火を起こしますので用意するものはこれで全てです!
それではまず、ナラの薪をバトニングして細い薪をつくります。
この薪の太さだと、三等分くらいのサイズにします。太さは大体2cm〜3cm角くらいです。
細い薪が出来たら、長さを短かくしておくと使いやすいので、細くした薪を9cmくらいにカットしていきます。9cmという長さは、バンファイヤーストーブに薪を入れても前面の蓋を閉めることができるサイズで、風の状況によって蓋の開閉で空気量などを調節することもできるので、9cmという長さとしています。もちろん、前面の蓋を開けっぱなしにして、長い薪を使って焚き火をすることも可能です!
次に、焚き付け用の杉の薪をバトニングして細くします。
最後に、フェザースティックを三つ作ります。
バンファイヤーストーブのようなコンパクト焚火台で使う時は、短く小さいフェザースティックをつくったほうが使い易いので、小さなフェザースティックをつくっていきます。あるていどフェザーがつくれたら、スティックから切り離します。同じ要領であと二つ作ります。
フェザースティックに着火してバンファイヤーストーブに投入するときに持ち手があると扱いやすいので、この様に少し持ち手を残して作っておくと良いと思います。
これで下準備はすべて完了です(^▽^)/
それではまず、先ほど9cmくらいにカットしたナラの薪をバンファイヤーストーブの底板の上に3本セットします。
すべて隙間なくいっぱいに敷き詰めてしまうと底板から入ってくる空気の流れを妨げてしまうので、間隔を空けてならべます。最初にナラの薪を入れておくと比較的早く熾火にすることができます。
次に、バンファイヤーストーブの五徳の手前のマス以外の三箇所のマスに細くした杉の薪を、上部が中央に向くように出来るだけ合掌型にセットしていきます。
合掌型は火持ちは悪いですが、着火が早いのが特徴です。
最後に、3つ作ったフェザースティックの2つをバンファイヤーストーブにセットしたら、残りの1つに着火してバンファイヤーストーブに投入します。このときにフェザースティックを作ったときに出た削りカスも一緒に入れてしまいましょう。
それでは〜着火!このときに持ち手があると、熱くなくバンファイヤーストーブに入れることができて便利です。
杉の薪に火が移ってきました。
蓋を閉めた状態で火を使うときは、蓋についているハンドルを本体から少し浮かせておくと熱が伝わりづらく扱いやすいです。
ここまで火が回ってくれば、もうナラの薪をいれていっても大丈夫です。太めの薪を入れておくと火持ちが良くなります。
今回はこの焚き火の火を使って、コーヒーを入れてみようと思います。
まずお湯を沸かして、豆挽いて〜
お湯を注げば〜
出来上がり!外で飲むコーヒーは本当に美味しいですね。
さて、上級編いかがでしたでしょうか。
上級編では、ライターや着火材などを使わずに『木』だけをつかって焚き火の火を起こして見ました。
現地で調達した、枯れ枝などで焚き火をする場合にも、今回つかったようなサイズの針葉樹の薪やホームセンターなどでも売っている15から20ミリ角で、長さが20センチくらいの針葉樹の棒を一本持っていると便利です。
薄くフェザースティックが作れるようになれば、一本の棒から小さなフェザースティックを3つづつくって使っても、10回分くらいの焚き火の火を起こすことが できると思います。
中級編に慣れてきた方は是非チャレンジしてみてください!
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